キャンディ☆
第17章

長い月日

私はもぅ20歳になっていた。

もぅ3年も経ってしまった。

彼の時間は、25歳で止まってしまって
本当は28歳の彼。

でも、心はきっと25歳で止まってるんだよね。

私達の間にあった大きな歳の差。

それは縮まったんだ。


浦島太郎状態なんだろうな・・・
あなたが目覚めたら。


女子高生だった私はもぅ20歳だよ。

びっくりしてくれるかな?

それともひいちゃうのかな?


まだ、あなたの夢の中では私は
あなたの好きな私ですか?

ねぇ、寝すぎだって。

そろそろ起きて。


毎日、そう考えていた。
もぅ私の限界なのかな?

好きな人の側にいれても、そこで
ずっと寝てる人を見守り続けるのは
予想以上に辛いことだった。


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