キャンディ☆
「あのね・・・あのね・・・
 あの日、ほんとにごめんなさい。

 私、ほんとにどうしても
 謝りたくて・・・・・」

涙はドンドン出てきた。

「あなたの大切な時間を奪ってしまった。
 ほんとに・・・ご・・ごめんなさい」


「3年も・・・私のせいで・・・」
そこまで言うともぅ私は耐えられなくて
泣きじゃくった。

彼の顔を恐くて見れなくて。


彼はベットのふちに顔をうずめて泣く
私の頭をそっと撫でてくれた。


「そんなこと考えてたの?」
優しい声で言った。

「俺はさぁ、林檎ちゃんが3年も
 寝てる俺に会いにきてくれてたこと。

 ロビンと澪から聞いた。

 そのほうが、むしろ申し訳なくて。

 君の3年間を縛り付けてしまったことが
 ほんとに申し訳なくて。

 俺の方がごめんな」

そんな優しい言葉を言われて
私は夢中で横に顔を振った。

「そ・・そんなことないよぉ」

本当に心からそう言ったんだ。
あなたに縛られるのならそれほど
幸せなことないんだから。

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