キャンディ☆

思わぬ訪問者

次の日もやっぱり期待しながら

1日を過ごした。


昨日はもしかしたらなにか

どうしても来れない理由があったんじゃ

そんなこと考えてた。


3年間の間にそんなことはあっただろうが

ずっと毎日、来てたんだから

来るつもりならば、きっとなにが

あっても来るだろう・・・


来る気がなかったってことだ。

頭の中ではわかってるのに・・・・


淡い期待は俺を支配していたんだ。


そして今日もずっと、そうだった。


今日、何度目かの扉の開く音に

振り向くとそこには

林檎ちゃんのご両親が立っていた。
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