キャンディ☆
そして彼はゆっくりと話始めた。

「あのぉ、林檎さんのことなんですが

 わが社のモデルをして

 いただけないでしょうか?」


聞いてたお父さんは飲みかけの

お茶を思いっきり吹き出した。


「二階堂さん??

 今、モデルって言った?」

お父さんは間抜けな声を出して

目をクルクルしていた。

そんな様子のお父さんを見ても

彼は笑うことなく

「はい。わが社のモデルを

 ぜひお願いしたいと思っているんです

 いかがでしょうか」

彼はさらにゆっくりと説明してくれた。

自分のことを言われているのは

わかったが、なんだか現実味もなくて

私はそんなことよりも

彼の真剣な横顔に見とれていた。



『かっこよすぎるぅ・・・』
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