キャンディ☆
「で?話あるんだろ?」

ロビンはそう切り出した。


「え?」

なんでもお見通しなんだよね。

何から話そうか悩んでいるうちに

先にロビンが口を開く。


「圭のことだろ?うまくいったのか?」

少し寂しい笑顔のロビン。


「うん」

小さな声になってしまった、辛くて。



「なんだよぉ、よかったじゃん!!

 なんでそんな顔してんの?」


「・・・・・るから」


「へ?」


「ロビンがそんな顔で笑ってるから!!」

店の中の人の視線が私に刺さる。


自分でもびっくりするぐらいの大きな声が

出た。


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