キャンディ☆
2人で観覧車まで行くと人は

ほとんどいなくてすぐに乗ることが

できた。


乗った瞬間にロビンが言った。

「ねぇ、最後だから・・・

 隣に座ってくれない?だめかな?」

向かい合わせに座ろうとした私の手を

握ってそう言った。

私はうなずいてロビンの横に座った。


こんな風に恋人同士のようなことを

ロビンとしたのは初めてだった。


いつも一緒にいても、彼は私が意識したり

しないように友達として接してくれてた。


だから、ドキドキしたんだ。


ロビンは私の手を握ったまま、

ゆっくりと話はじめた。

目線はずっと繋がれた手にそそがれていた。

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