キャンディ☆
「僕はね、林檎の側にいれて

 すごい幸せだったよ。

 これからも・・ずっといれるって

 思ってたけどね。


 圭が事件の後、眠り続けてるときも

 ほんとに不謹慎なんだけど・・・

 このまま目覚めなかったら林檎は

 僕のこと見てくれるんじゃないかって

 そんなことまで考えたんだ。


 圭とは友達なのに・・・・

 僕はひどいヤツだよね」

ロビンの声は震えていた。


私はそんなことないって伝えたくて

でも、その告白はとても衝撃的だったせいで

声が出なかった。

だから首だけ横に一生懸命振った。


「ごめんね、林檎。

 圭が目覚めることをすごく待ってるのを

 知っていたのに・・・

 ほんとにごめんね。」


「・・・こんなこと言っていいのか

 わからないけど・・・

 私も、考えたよ。

 このまま、ロビンと一緒に生きていく道も

 あるんじゃないかって・・・

 私の方こそごめんね。」


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