キャンディ☆
私は気付いた。

私はこの3年間、少なくとも

その間はロビンに恋してたんだ。

身勝手なことだけど、圭さんが

眠ってる間、私も同じように眠っていた

そんな感じだった。


私の今、圭さんを想う気持ちは17歳の

私の気持ちと一緒で

圭さんのいない時間の私は眠ってる状態だった。


起きて動いてる私はきっと別の私。

私だけど私じゃない。


私じゃない私はロビンのおかげで生きてた。

彼に支えられて私は生きていた。


でも、その私じゃない私もやっぱり私で

だから、こんなにもロビンを愛しいと

感じてるんだ。


この気持ちはきっと一生だれにも

言うことはない。


ロビンにも圭さんにも。


「ねぇ、林檎」
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