キャンディ☆
彼の住むマンションはとても綺麗で

ホテルのロビーを思わせるような

そんな豪華なつくりだった。


部屋につくと鍵を開け、すたすたと

中へ入っていく彼について

とうとうお部屋の中へ。



センスのいい家具類。

黒と白にまとめられていて

おしゃれで、それは彼のイメージどおりだった。


なにか飲み物を入れると言った彼は

カウンターの向こうの冷蔵庫の前で

固まっていた。


かわいかった・・。


きっと3年前のままだったらどうしようって

悩んでるんだってすぐにわかった。


彼の側に行って、

私が冷蔵庫を開けてあげた。


澪さんから中身は全部捨てたと聞いていたので。



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