キャンディ☆

自転車

私は封印していたはずの恋に

落ちたんだ。


まだ、2回しか会っていない彼に。


そう思ってしまうと意識しすぎて

顔を見ることもできない。


目が合ったらどうしようと思うと

彼の目を見れなかった。


モデルの話が私のやる気によって

良い方向へと向かったことに

安心した彼は車まで書類を

取りにもどっていた。


10分ほどしてもまだ、もどらない彼が

心配になって私は外へと出た。


そこに彼は呆然として立っていた。


「どうしたの?」

声をかけて見ると振り返って彼は笑った。

その笑顔にまたキュンとしてしまって

慌てて目をそらした。


「自転車・・・漫画みたいになってるね」

彼はくっくっくと笑いながら

私の自転車を見ていた。


自転車はタイヤが○じゃなくなって

▽のような形になっていた。


もぅ乗れないが、処分に困った

お母さんはそのまま車庫に入れていた。


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