キャンディ☆

静かに

リビングへと移動して2人で並んで

ソファに腰掛けた。


なんだか緊張しすぎてお茶を

うまく飲めない。


「いつから仕事は始める予定ですか?」

「ん・・そうだな。明日には

 1回店に顔を出そうと思ってるんだ。

 ちゃんと復帰するには、2週間後ぐらいかな」

「そうですか・・・

 無理しないでくださいね」

「うん。ところで林檎ちゃんは、

 年が明けたら卒業でしょ?

 就職はどうするの?」

「う~ん・・・なかなか決めかねてて」

「ロビンのとこは?

 あそこで働かないの?」


「あは・・・それは・・ないかな・・えへ」

私は明らかに口ごもってしまった。

私がロビンと働くことはない。

だってもぅ会えないんだもん。


「ん?なんかあった?」

彼は目ざとい。

そりゃあれだけ仲良かったのに

こんな態度してれば気付くのは当然。

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