キャンディ☆
お店の入り口あたりの空気が変わる。

あっロビン来た!


すぐにわかっちゃう。

本人は全然、わかってないけど

ロビンの纏う空気はほんとに独特で

周りの人はロビンに見とれちゃうんだ。


手を上げて私の席まで来る。

すると周りは必ず、がっかりするんだ。


女連れか・・・って。



サングラスをはずしてにっこり。

相変わらず、かっこいいね。


「んで?どうしたの?」

「久々だね・・・」

「ん。」


「髪・・・切ったんだ」

ロビンは最後に会った時には

耳にかかるぐらいの長さだった髪を

ほぼ坊主頭ぐらいに切っていた。


金髪の坊主頭。


どんな髪型しても似合うのはロビンの

顔立ちのせいかな?


「うん、お前がそれ言う?」

「へ?」

「失恋して髪切るのは王道だろ」

そう言ってニヤっと笑った。

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