キャンディ☆
俺の気持ちとは裏腹に澪は勝手に

話し始めた。


「林檎ちゃんはまだ、20歳なのよ・・・

 今すぐに結婚やらプロポーズなんて

 考えられないんじゃない?

 ってか、かわいそうよ・・・・

 だって、まだやりたいことが山程あるはずだし。


 それに、彼女はまだ、社会にも出てないのよ。

 留学しても学生でしょ?!

 ねぇ、圭は焦りすぎじゃないかしら?

 まぁ、やんわり言って、これが私の意見よ」


今ので、やんわりですか?!!

かなり落ち込むのには、充分過ぎる意見ですが・・・



「そっか・・・」


「まぁ、2人のことだから、他人が

 どうこう言うことじゃないけど・・・・

 ねぇ、今のタイミングが最適だって

 ほんとに思ってのことなの?」


「それは・・・・・」


それは違うって分かってる。

澪の言ったことは俺だって考えたことだった。


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