キャンディ☆
自転車は配達してもらうことにした。


「ほんとにありがとうございます。

 でも、どうしてあの赤いのが

 気に入ってるってわかったんですか?」


赤ならば他にも何台もあったのに

彼は私の気に入ったものを

1発で当てたことが不思議だった。


「ん?なんとなく」

と彼は笑った。

『うぐっ・・・眩しすぎです』

「ほんとはね、俺が林檎ちゃんに

 1番似合いそうって思ったのが

 あれだったんだ」

「ほんとに??」

うれしくて思わず、彼の腕に

すがりついていた。

「ほんとだよ」

と私の頭をポンポンっと撫でてくれた。

キュン・・・



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