キャンディ☆

よく考えれば、そんなことは

わかることだけど・・・

正直、がっかりした。


店長さん自ら迎えに来ることなんて

ありえない。


迎えにきたのはとても綺麗な

女性で、桂木　澪と名乗った。


彼はこんな綺麗な人に囲まれて

仕事をしているって思うと

私なんかが好きになっても

とても叶うものではないと思った。


『私はいたって普通』

それが悲しかった。


運転する澪さんを見て

同性であってもドキドキしない人は

きっといないだろう。

それほど、彼女は綺麗だった。


「澪さんって美人ですね」

素直に話た。

「あらそう？ありがとう」

笑顔で彼女は答えた。


『否定しないんだぁ』

なんて半ば、ひがんでしまった。

綺麗なんて言われ慣れてる、

そんな感じだった。

でも、澪さんは鼻にかけたタイプでは

ないからその自信も憧れてしまう、

そんな女性。

私が男だったら惚れちゃう。



彼もそうなんじゃないかな・・・