キャンディ☆
「圭にも見てもらいましょう」

と澪さんは慌てて部屋を

出て圭さんを呼んできた。


私は彼がどんな反応をしてくれるのか

期待と不安とで胸がキューっと

なるのを感じた。


「俺の目に狂いはなかった!!」

と彼は満足げに私を見た。


その視線が恥ずかしくて

真っ赤になっていたが、しっかりと

塗られたファンデーションで

きっとだれも気付いてないだろう。


「写真撮っておこう」

と言って彼はポラロイドを

持ってきた。


レンズ越しに彼が自分に視線を

送ってることを感じながら

私はされるがまま、写真におさまった。


何枚か撮った写真を

見せてもらった。


「あのぉ、記念に1枚もらっても

 いいですか?」


「うん、じゃぁこれ」

と彼は1枚渡してくれた。


その中の私は自分でもわかるぐらい

恋する女の子の顔をしていた。


『これは・・バレバレだなぁ』

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