キャンディ☆
林檎ちゃんはハンバーガーを

ほお張りながら、おいしいを

連発していた。


お店の主人もうれしそうに

その姿を見ていた。


小さな彼女の顔の大きさほどありそうな

ハンバーガーを彼女は

残すことなく完食していた。


「私、チェーン店のハンバーガーしか

 食べたことなかったから・・・

 こんなに本場のはおいしいんですね」

うれしそうに俺に感想を言ってくれた。


本場ではないんだけどね・・・

ここ日本だし・・・・


なんてことも気になったが

それよりもなによりも、彼女は

ここの店を喜んでくれた。


でも、俺はもぅうれしさで

胸の中が熱くなっていたんだ。


『林檎ちゃんが好きだ』


俺の気持ちは固まった。

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