キャンディ☆
第9章

撮影

とうとう、撮影の日を迎えた。

『超・緊張してます』

笑顔なんてとてもじゃないけど

出せそうにない。


不安になりながら、私はひきつっていた。


私のような普通な人間には

耐え難い緊張感がこの現場にはあった。


みんなプロだった。


素人は私だけ・・・


「あれぇ~?林檎ちゃん、緊張してる?」

と声をかけてくれたのはロビンさん。


知ってる顔を見ただけで

泣きそうだった。


「わぁ~ロビンさん・・・

 超・緊張で・・・

 吐きそうですぅ・・・」


「まぁ、かわいそうにぃ・・・

 大丈夫よぉ、私がついてるからぁ」

とロビンさんは私の肩を抱いてくれた。



少し落ち着いた私はその後、

メイクをすることになった。

もちろん、ロビンさんにしてもらう。


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