キャンディ☆

家に戻ってもまだ、林檎ちゃんの

ぬくもりを感じていた。


まるでまだ、そこにいるかのように。


なにがそんなに俺を惹きつけるのか・・

その答えを探しても見つからない。


本能のような部分で彼女を

求めてる。

こんな気持ちは初めてだった。


17歳のいたって普通な彼女。

いつのまにか妹のような存在になって。

そしていつのまにか好きになった。


『俺はどうしたらいい？』


俺は臆病だったんだ。

答えを聞く勇気がないのを

年齢のせいにして、仕事のせいにして

1番大事な言葉を伝えることが

まだ、出来ないんだ。


もぅ少し、時間をかけて

そんな言い訳ばかりなんだ。


まだ、勇気がないんだ。