おくすり
そんな私にも、とうとう彼氏なるものができた。
同じクラスの青井くん。
彼は同級生なのに、みんなより一歩大人でクラスの委員長を務めているメガネが良く似合う男の子。
そんな彼に告白されたときは、素直に嬉しかった。
まだ好きという感情はなかったけど、これから好きになっていけたらな、と思いオッケーした。
もちろん、このこともお兄ちゃんに報告である。
何かあれば必ずお兄ちゃんに相談する。
これは私たちの間では絶対なのだ。