おくすり
「ただいまー」
「おかえり、りか!」
「お兄ちゃん?出迎えてくれるなんて珍しいね。」
「りかが帰ってくるの遅かったから心配で…って、俺相当シスコンだな」
「大丈夫、私もブラコンだよ。
今日は青井くんの生徒会の資料作り手伝ってたんだ。ごめんね、遅くなっちゃって。」
「いやいや、そーゆーことなら。
青井くんって彼氏だよね?」
「そうだよ。さっきもついそこまで送ってくれたの。」
「そうか。それならまぁ、ちょっとは安心かな。まだ他人にりかを預ける気はないけどね。」
「お兄ちゃん、お父さんみたい!」
「それは複雑なきもちだなぁ」
帰って来てからも普段通りの生活を
送っていた
はずだった