御垣守~あやどるの百人一首小説第1弾~
ついに、湖心に告白しなければならないのだ。


表彰式を終え、トロフィー片手に、悠は帰り支度をする湖心を呼び止めた。


「湖心、話があるんだけど......」


すると、湖心も何故か真剣そうな眼差しを向けてきて、俺も、とだけ言った。


悠は湖心をロビーに呼び出した。


ドックン。ドックン。ドックン。


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