夏祭り
「はぁ、白熱したね。」
「うん。思わず、熱くなっちまった。」
結局、すくえたのは、あの一匹だけだったけど、久々に童心に返って、とても、楽しかった。
「かわいい。」
小さな、ビニール袋の中で、無邪気に泳ぐ金魚を二人で、眺める。
「なんか、喉乾いたな。かき氷でも食う?」
「あ、うん。」
人混みの喧騒を、少しだけ離れて、空いているベンチに座り、並んでかき氷を食べた。
「美緒、今日、門限って何時?」
不意に、遼が尋ねる。
「九時。」
「早っ。でも、花火、見ていけるよな。」
「うん。」
「うん。思わず、熱くなっちまった。」
結局、すくえたのは、あの一匹だけだったけど、久々に童心に返って、とても、楽しかった。
「かわいい。」
小さな、ビニール袋の中で、無邪気に泳ぐ金魚を二人で、眺める。
「なんか、喉乾いたな。かき氷でも食う?」
「あ、うん。」
人混みの喧騒を、少しだけ離れて、空いているベンチに座り、並んでかき氷を食べた。
「美緒、今日、門限って何時?」
不意に、遼が尋ねる。
「九時。」
「早っ。でも、花火、見ていけるよな。」
「うん。」