週刊誌ライター
 気に掛けてないつもりでも、意識のどこかにはある。


 記者としては多忙を極めていた。


 確かにネットでゲームする人もいるけれど、それで記事間に合うの?


 そう思うことがあった。


 本来なら、他人のことまで気に掛ける暇などないのだが……。


 ずっとキーを叩く。


 パソコンは手放せない。


 カフェに行く時も、必ず持っていっている。


 コーヒーとケーキでお腹を満たして仕事だ。 


 女性特有の感覚や感受性といったものが存分に働いている。


 甘いものなど別腹で。


 とにかく日中はずっと仕事だ。


 別にいいのである。
 
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