週刊誌ライター
 一カ月に一度ぐらい。


 常に頑張っているから、そんな自分にご褒美のつもりで、だ。


 貯金は相当ある。


 蓄えがあるから、お金を使うことに抵抗はない。


 いつもはずっと仕事をしていて、体も心もクタクタになるから、たまには何かを買うことぐらい、いいと思っていた。


 特に家電や書籍などは必需品だから、ネットで買う。


 店舗に見にいくということがなくなった。


 あたしにとって、ショッピングはほぼ完全にネット利用で、だ。


 記者には定年があっても、書くことに終わりはない。


 あたしも、ずっと何かを書きたかった。


 生き甲斐なのだ。


 会社員生活が終わっても、書くという行為に終わりはない。

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