週刊誌ライター
 別に仕事が続いていても、上手く時間を使う。


 仮眠を取っていた。


 フロア内で。


 雑誌社には休憩所や喫煙コーナーなど、いろんなスペースがある。


 タバコは吸わないのだが、昼間の眠気はどうしようもない。


 眠い時は休む。


 もちろん火急の記事がある時は、そっちを済ませてから、休憩を取っていた。


 記者である前に人間だ。


 疲れている時はいったん仮眠を取り、また仕事するという流れが続いた。


 別に自然なのだ。


 いろいろあるのだが……。


 災いの類が降りかかってくることもある。


 実際、書いた記事もしょっちゅう民事裁判になっていた。
< 172 / 902 >

この作品をシェア

pagetop