週刊誌ライター
第52章
     52
 社にいる時は、パソコンに向かっていることが多い。


 疲れているのだが、仕事中は気を張る。


 記事を打つのが、あたしの役割だ。


 ずっとマシーンのキーを叩く。


 暇なく次々と仕事をこなしていた。


 食事や休憩など、自分に対するサポートも決して忘れない。


 着実に疲労が蓄積されてきているのだけれど……。


 夜は目が冴える。


 午後9時前にコーヒーを飲んだりして、日付を一つ跨ぎ、午前2時ぐらいまで起きていた。
  

 買っていた本を読んだり、ネットでニュースを見たりする。


 あたしにとって、夜間は貴重だった。 


 自分に対する投資時間で。
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