週刊誌ライター
 過ぎない程度に。


 そんな風にしてずっと毎日を送っている。


 あたし自身、あくまで人間関係を極力避けていた。


 そういった意味では、フリーに向くのかもしれない。


 何もかもを一人でやることが得意なあたしには。


 昔から協調性がないと言われてきた。


 それに何かと仲間内で浮いてきたのである。


 あたしの性格に、週刊誌記者は合わない。


 薄々勘付き始めていた。


 だから、いざとなれば、潔く転身するつもりでいる。


 自分の性格なり、何なりを鑑みて。


 向かないことをずっとしても意味ない。


 そう思えてくるのだ。
 
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