週刊誌ライター
 そう思っていた。


 実際、今は辛抱時だ。


 フリーになるまで、道のりは険しい。


 それにまだまだ続くだろう。


 地獄のような日々が……。


 でも、そう気にすることなく、やっていた。


 いずれにしても、この会社にずっといることはない。


 いつかは独立して、思うがままにやるのだ。


 それでいい。


 そこに達するまでの辛抱と思えばいいのだし……。


 もちろん、あたしにとって記事の執筆は苦にならない。


 文章を書くことが苦になるようなら、ジャーナリスト廃業である。


 厳しいのが現実だ。

 
  

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