週刊誌ライター
 そしてあたしにとって、何かを書くということは終わらない行為なのだ。


 パソコンには書いてきた記事がたくさん保存されてあり、USBに記録も録ってある。


 毎年、正月気分という感じはしない。


 元日だって朝遅く起き、ボトル入りのミネラルウオーターを一口飲んで、また寝るのだ。


 合間にやることと言えば、ニュースを読むぐらいである。


 その繰り返しで正月休みも過ぎ、また新たな年の仕事が始まる。


 SNSは随時更新していた。


 一週刊誌記者であるあたしのインスタグラムなど、訪問者は少ない。


 一応、撮った写真はコメントを付けて、アップしていた。


 芸能人のサイトなどならアクセス数は多いのだろうが、あたしのSNS自体、見ている人は稀だ。


 フォロワーもほとんどいないのだし……。

 
 まあ、日本人はインスタ映えという言葉を使いたがるぐらい、そういった写真サイトに凝るのだろうが……。
< 239 / 902 >

この作品をシェア

pagetop