週刊誌ライター
 ランチも初夏のメニューが揃っていた。


 陽気は夏だ。


 花冷えも一段落して。


 あたしも一応春物のスーツを着ているのだけれど、すぐに夏用のものを用意しないといけない。


 タンスやクローゼットの中は、普段あまり弄らない。


 着るものにあまり関心がなくて、拘りがないのだ。


 それにあたし自身、ジャーナリズムや学術に興味がある。


 常にいろんな勉強をしていた。


 記者も時代が変わるとともに、いろんなものを学んでいく。


 あたしもそうだった。


 例外なしに。


 まあ、学ばない人間は、どこまで行っても学ばないのだが……。

 
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