週刊誌ライター
 いろいろあっても時は流れる。


 実際、4月も半ばを過ぎて、暑くなってきていた。


 疲れは抜けない。


 連日、仕事が続く。


 ずっとパソコンのキーばかり叩いていた。


 もちろん、雑用も取材もある。


 週刊誌記者のやる取材は、とんでもないことが多い。


 それは十分分かっていた。


 別に人は気付かなくとも、相当過酷なことをしている。


 実態はそうだった。


 犯罪スレスレで。


 思う。


 こんなことやっていいのかなと。
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