週刊誌ライター
 午前2時過ぎにはベッドに潜り込み、午前6時に起きる。


 短眠が続いていた。


 さすがに日中は眠たい。


 いくら慣れていても。


 ただ、仕事中は仮眠を取ることがあっても、コーヒーを何杯でも飲んで目を覚ます。


 やはり無理しているのだ。


 ある程度、無茶も利くのだけれど……。


 時間というものがなかった。


 特に記者として勉強する時が、である。


 まあ、確かにいろいろあった。


 毎日毎日。


 本来的にはサラリーマン稼業に向かない自分を、十分分かっている。
 

 別に今の会社に長くいるつもりはなかった。
 

< 363 / 902 >

この作品をシェア

pagetop