週刊誌ライター
 夏の疲れは取れにくい。


 冷房などで体が冷えるのだし……。


 本調子じゃない。


 ただ、あたし自身、文章を書くことが好きだから、今の仕事をやっている。


 もちろん、雑用などが多くて、執筆に時間を割けてない側面もあった。


 いずれフリーになれば、記事を書く時間をたくさん取るつもりでいる。


 それまでサラリーマンを経験しておくことも無駄じゃない。


 そう思っていた。


 別にいろいろあっても、ライターであることに変わりはないのだし……。


 合間に食事を取ったり、カフェに行ったりしている。


 日常はずっと回っていた。


 過酷な変化に付いていけてないのだ。


 あたし自身、ずっと。

  
 
 

 

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