週刊誌ライター
第11章
     11
 パソコンに向かいながら、キーを叩く。


 記事の執筆は忙しかった。


 合間に雑用などもこなしながら……。


 仕事が板に付いていた。


 確かに暇はない。


 昼間どうしても眠い時は、許可を取って外に出る。


 外の空気を吸うと、意外と落ち着くのだ。


 スマホとICレコーダーを必ず持っていっていた。


 スクープなど、どこに転がってるか分からないからである。


 別に身構えることもない。


 単に記事になりそうなことを探しているのである。


 常に。

 
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