週刊誌ライター
第121章
     121
 7月に入ったのだけれど、街はまだ梅雨明けしてなくて、雨降りが続く。


 疲れは滲んでいた。


 じっとりとした感じで。


 連日、仕事をこなす。


 パソコンに向かいながら……。


 キーを叩き、原稿を作っていく。


 過労状態が続き、心身ともにブレーキが掛かる。


 食事休憩があっても、はっきり言って、休まってない。


 雨天のせいだろう。


 早く梅雨が終わらないと、心が晴れない。


 社ではずっときつい状態が続くのだし……。


 だが、どんな苦にも終わりは来る。

 
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