週刊誌ライター
第128章
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 毎日、仕事に行く。


 疲労やストレスはだいぶあった。


 ただ、ずっと記事を打ち続ける。


 キーを叩きながら……。


 確かに疲れは溜まる。


 根気強くやっていた。


 食事に行く時も、独りで、が多い。


 どうしても他の社員と一緒に行かないのだ。


 寂しいと思うことはない。


 孤独の方がよくて。


 普段、同僚たちとはほとんど話さないから、それに慣れてしまっていた。


 週刊誌ライターとしてバリバリやっていても、あたし自身、昔から一匹狼だ。

 
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