週刊誌ライター
第137章
     137
 8月も直に終わりだ。


 朝夕などは涼しい。


 あたしも疲れはあったのだが、毎日仕事に出ていた。


 ずっとパソコンのキーを叩き、記事を作る。


 何もないことはない。


 必ず何かある。


 いつも思うのだ。


 週刊誌の餌食になる方が悪いのだと。


 書く方ばかり批判されるのだが、書かれる方だって、書かれるだけの動機がある。


 そう思えば、引き合うのだった。


 プラスマイナスゼロで。


 確かに週刊誌は汚い。

 
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