週刊誌ライター
そう思うことがあった。

 ランチなどでは、大量に食べる。

 秋も終わりに近いのだが、食欲があって、幾分冬太りしていた。

 ただ、その分、仕事はしている。

 深夜まで居残っているのだ。

 社のフロアに。

 連夜、終電で帰っていた。

 街もその頃は真っ暗だ。

 女性だから、夜道など、十分気を付ける。

 そうこうしているうちに、時が過ぎていった。

 ずっと自分のペースを守る。

 無茶しない。

 別に仕事など、こなす用意はいくらでもあるのだし……。
< 570 / 902 >

この作品をシェア

pagetop