週刊誌ライター
ただ、気にし過ぎることもない。

 淡々としている。

 他人の思惑など、分からないからだ。

 所詮、そんなものだろうと思っていた。

 ずっとこんな調子で、フリーになるまで頑張るつもりでいる。

 フリーだと、いろいろ大変な面もあった。

 ライター業に専念出来ても、だ。

 仕事を取ってくるところから、スタートだからである。

 ただ、組織に属してない以上、雑用はせずに済む。

 フリーの魅力はそこだ。

 あたし自身、そう思っていた。

 もちろん、誰かが仕事を回してくれれば、対人関係も最小限でいい。

 まあ、メリットばかりでもない。
< 573 / 902 >

この作品をシェア

pagetop