週刊誌ライター
第166章
166
 平日は仕事に出る。

 疲れはあった。

 遅くまで社のフロアに居残ってるから、過労やストレスできついのだ。

 でも、今だけだと思う。

 いずれ抜ける。

 この会社を。

 確かに社自体利益は出ているのだし、誌面もネット版も絶好調だ。

 週刊誌業界自体、社益が少ない時代に。

 ただ、あたし自身、今の待遇は不満足だった。

 働いた分のリターンが返ってきてない。

 大体、あたしの一日の労働時間って、半端ない。

 15時間拘束とか、それ以上になることもある。

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