週刊誌ライター
第167章
167
 12月に入り、街も冬に近付く。

 土日は一日中寝ていた。

 普段から、しっかりと仕事をしているから、休日は眠ってばかりなのだ。

 10時間ぐらい、一気に寝ることがある。

 さすがに途中で目が覚めるのだけれど、食事を取れば、また眠気が差して眠る。

 いつもは終電で帰っていた。

 街が寝静まる頃に。

 別にいいのだ。

 今だけなのだから。

 夜の電車の中では、読書したりして過ごしていた。

 午前零時を回る頃、自宅に帰り着く。

 夜は、タブレットやスマホもバッテリー切れ寸前である。

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