週刊誌ライター
 そう思っていた。

 愚直なのだ。

 任されたこととして、しっかりやっていた。

 もちろん、あたしだって、毎回好評を博すものを書けるわけじゃない。

 失敗作もある。

 とにかく食事とわずかな休憩の時間以外は、ずっとパソコンのキーを叩く。

 変わらない毎日だ。

 疲労とストレスが、心身に滲んでいて。

 仕事を続ける。

 社にいる時は、マシーンに向かっていた。

 あたしも合間に休む。

 仮眠も取っていた。

 いろいろ任されるのだ。
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