週刊誌ライター
第211章
     211
 平日の昼間は、ほとんど暇がない。

 食事休憩以外、ずっとパソコンに向かっている。

 疲れていた。

 何せ、雑用が多い。

 サラリーマンとしてのライター業は、実に酷だ。

 街は晩春である。

 徐々に夏の日差しが出てきつつあった。

 あたし自身、食事はしっかり取る。

 昼食、夕食、夜食と。

 記事を執筆するのは大変だ。

 まあ、ただ、別にいいと思っていた。

 日々充実しているのだし……。

 
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