週刊誌ライター
第212章
     212
 日曜などの休日は一日中休む。

 普段は仕事に追われまくっているからだ。

 別にいいのである。

 休みの日は、多少寝過ごしても。

 ゆっくりしていた。

 昼前に起き出して、キッチンでアイスコーヒーを一杯淹れ、飲む。

 幾分、運動不足気味だった。

 なるだけ歩く。

 平日はウオーキングする時間がないから、土日や祝祭日などは散歩に出る。

 街は排気ガスで空気が汚れていた。

 散歩の時は、自分のペースで行く。

 考えてみれば、あたし自身、家族や親族とは完全に縁が切れていた。

 
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