週刊誌ライター
第233章
     233
 6月最後の週末が終わり、7月になった。


 通常通り、会社で仕事をする。


 疲れはあった。


 でも、平常心で臨む。


 別に多少のことがあっても、平気なのだ。


 記事を打ち続ける。


 確かにライター業自体、ハードワークなのだが……。


 あたしも今文壇なんかにいる、ちゃちな類の作家のことを結構知っていた。


 子供だましの売文を書いて、それが右から左に、飛ぶように売れている人間だ。


 ああなったら終わりだと思う。


 あたしとしても、綴る文章には一層力を入れたい。


 そう感じていた。

 
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