週刊誌ライター
第235章
     235
 休日はいつも寝てばかりいる。


 土曜も日曜も起きたのは午前11時前で、起き抜けに洗顔し、キッチンでアイスコーヒーを一杯淹れて飲んだ。


 そしてスマホをネットに繋ぎ、ニュースを読む。


 疲れはあった。


 夏場は体力を消耗しやすいのだし、夜間は眠り辛い。


 なるだけ気持ちを落ち着けて、ゆっくりと冷静に目の前のことをこなしていく。


 相変わらず、平日の昼間は時間がない。


 でも、大丈夫なのだ。


 夜間の残業時間で取り戻す。


 あたしたちのようなライターは、残業時間が異常に長い。


 午後6時に会社が終わっても、それから午後11時ぐらいまで社に居残る。


 そして夕食も出前などで済ませ、午前零時前に自宅マンションに帰り着く。
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