週刊誌ライター
第262章
     262
 平日の昼間は社に詰めている。


 あたしもサラリーマンが向いてないことは、十分分かっていた。


 勤めなど、個性が強いから、およそ不向きなのである。


 仕方なしに、雑用などもこなす。


 疲れていた。


 まあ、今だけの辛抱だ。


 いずれフリーになる。


 今が一番きつい時期だった。


 基本的に文章を書くことは楽しい。


 でも、あたしとしては、勤め上げることが不向きなのだ。


 待遇の問題もある。


 1日に13時間とかそれ以上拘束されて、給料が並なら、やる気も起きない。
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