週刊誌ライター
最終章
     FIN
 2019年10月下旬に、社に辞表を提出し、あたしはフリーライターの道を歩み始めた。


 仕入れたネタを使って、記事を書き、契約先の社の担当者のパソコン宛にメールで送る。


 ずっとそれが続き、2カ月経った。


 2019年のクリスマスは、暖冬のせいか、街に雪は降ってない。


 その日も自宅で過ごす。


 アラサーだから、彼氏も欲しい。


 元々恋愛に興味はなかったのだが、恋人が欲しくなっていた。


 毎日、自宅のノートパソコンで記事を打ち続ける。


 時間の管理はしていた。


 退社後、上司や同僚たちとは一切話してない。


 電話もメールもしてなかった。


 でも、いいのだ。
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