取り込む家
同棲をしようと提案したのは俺の方だし、俺だって頑張れば家事が得意になれるはずだった。
リビングで洗濯物をたとみながら、そんな事を考えている自分がおかしくなってプッと噴き出してしまった。
咲と付き合い始める前の自分を思い出したのだ。
実家にいたころの俺は家事の手伝いなんてほとんどしてこなかった。
母親に頼まれごとをされても動くことがめんどくさくて、文句を言いながらしていたものだ。
それがどうだ?
彼女と同棲を始めたとたんにこれだ。
単純すぎるにもほどがある。
そう思うと、おかしかった。
リビングで洗濯物をたとみながら、そんな事を考えている自分がおかしくなってプッと噴き出してしまった。
咲と付き合い始める前の自分を思い出したのだ。
実家にいたころの俺は家事の手伝いなんてほとんどしてこなかった。
母親に頼まれごとをされても動くことがめんどくさくて、文句を言いながらしていたものだ。
それがどうだ?
彼女と同棲を始めたとたんにこれだ。
単純すぎるにもほどがある。
そう思うと、おかしかった。